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治療が終わって「定期検診に来てくださいね」
「もう治ったのに、なんで行かなくちゃいけないのだろう?」と思う方も多いかと思います。
今回は、なぜお口の定期検診が重要なのかお話します。
<定期検診はなぜ重要??>
歯が痛い/歯ぐきから血がでるなど、なにか症状が出て困ると歯医者へ行く方は多いと思いますが、お口の中の病気は自覚症状がないまま進行する事が多く、症状が出たときには歯を大きく削る必要があったり、なかなか治りにくい状態になっていたり、最悪歯を抜く事が必要になってしまうことも考えられます。
歯医者でお口の定期検診を受けることで、歯や歯ぐきの状態をチェックし早期発見、予防で歯を長く大切に使うことが可能となります。
またお口の健康は全身の健康に大きく影響し、
全身の健康から考えても、歯医者の定期検診はとても重要です。
・大人の虫歯は進行が遅い
こどもの歯に比べ、大人の歯は堅く虫歯であっても子どもの歯よりは進行が緩やかな為、処置をすこし様子を見る場合もあります。
※進行がとても遅いので治療をしなくても良い場合があるため。
・銀歯など詰め物の状況を診ることも重要
定期検診では、長く使用している銀歯の中で虫歯が再発している場合があり、そのようなことも定期的に確認する事が大切です。
銀歯は、セラミック/金歯などに比べ密着度が低いので隙間から虫歯菌が入り、進行してしまう場合もあり、銀歯は劣化してしまうので数年で取り替えることをお勧めします。
1度削ってしまった歯は元には戻らないので、余裕があるのであればセラミックなどにしたほうが強度的にも審美(見た目)的にもメリットが多いです。
・定期検診ではクリーニングもします
定期検診では歯科衛生士/歯科医師が、普段のブラッシングでは取りきれない歯垢や歯石を除去します。
これらは専用の器具(超音波で水が出る器具など)でお掃除をするため、人によっては痛みや出血することもありますが、放っておくと確実に歯を失う理由になってしまうので、定期検診では普段の歯磨きでは取りきれない汚れを取るためにも3ヶ月に1度は実施する事をオススメします。
<定期検診のメリット>
・早期発見、早期治療が可能
定期的な検診を受けていただく事により、歯や歯ぐきの状態の変化にいち早く気付く事ができ、虫歯や歯周病を予防することができます。初期の虫歯(C0)を見つけたら削らずに済み、歯ぐきの炎症もすぐにおさまる場合があります。
・患者様の負担軽減
症状もなく定期的に歯医者に行くのは負担と思う方が多いと思いますが、定期検診を受けず痛くなってから受診した場合、症状がかなり進行していることがほとんどです。その場合は、治療に費用もかかるため、定期検診を受けていたほうが費用の負担も少ないです。治療による通院回数や治療時間も定期検診のほうが少なく済みます。何よりも、歯の痛みは患者様にとって、とても負担だと思います。定期検診で歯の健康を守ることでさまざまな負担から解放されます。
・きれいな歯やお口の状態をキープ可能
定期検診ではお口の中の状態をチェックし、患者様に合った歯磨き指導をさせて頂き、歯の健康に対するモチベーションアップにも繋がります。定期検診の際に歯石除去/歯のクリーニングを行うと毎日の歯磨きでは落としきれない汚れがなくなり、きれいで健康な歯を維持することが可能となります。
<定期検診の流れ>
1.お口の中の状態をチェック
治療した歯だけではなく、他の歯も新たに悪くなっているところはないかチェックします。
2.歯周ポケットの検査
歯周ポケットの検査をし、歯肉の炎症や出血/ポケットの深さを調べます。歯周病の方は出血したり、ポケットが深くなっていたりします。
3.歯のお掃除
歯磨きだけでは落とせない汚れを専門の器具を使用しきれいに取り除きます。
4アドバイス
状況によって毎日のお口のケアの仕方をお伝えします。
<歯を失うと全身の健康が損なわれる>
・「歯周病」歯を失う最大の原因
「歯周病」で歯を失う人が多くなってきており、とくに高齢になると、歯周病で歯を失う方が多くなります。
歯周病は、歯を支えている歯肉(歯茎)やあごの骨が徐々に溶かされ(破壊)ていく病気です。定期的な治療やケアをせずに放置していると、やがて歯がぐらぐらになって歯が無くなってしまう可能性が高くなってしまいます。
・歯周病とメタボリックシンドロームの関係
歯周病はお口だけの病気ではなく、全身の病気と深い関わりがあり、なかでも注目されているのが歯周病と「メタボリックシンドローム」の関係性です。
①歯周病によって噛む機能が低下すると肥満になりやすい
②歯周病の原因菌である歯周病菌が血管に入ると血糖値をコントロールするインスリンの働きが悪くなり、糖尿病を悪化させてしまう
③逆に肥満や糖尿病の人は歯周病を発症しやすく、重症化しやすい。
メタボリックシンドロームと歯周病は、相互に影響し合いながら、互いを悪化させてしまいます。
< 全身の健康は歯の健康から>
肥満や生活習慣病の予防のため、いろんな食べ物をバランスよく食べることが重要。また、なんでもよく噛んで食べるためには、健康な歯が不可欠です。自分の歯で何でも噛めるということは、食生活を豊かにし、健康の維持/増進/病気の予防にもつながります。
日本では、「80歳になっても自分の歯を20本以上保つこと」/「60歳で自分の歯を24本以上保つこと」/「40歳で自分の歯をすべて保つこと」などが提唱されています。
歯が抜けてしまうのは老化現象の1つだと思われがちですが、歯周病を正しく予防/治療すれば、いくつになっても自分の歯を保つことが可能です。まずは、ブラッシングや生活習慣を確認してみましょう。
<「プラークコントロール」は歯周病予防に最も効果的>
歯周病の直接の原因は「歯垢(プラーク)」です。プラークとは、歯の表面/歯と歯の隙間に付着した細菌の塊です。
歯周病予防には、日常からプラークを付きにくくするとともに、歯に付着したプラークを歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを正しく使用し、こすり落とす必要があります。このようにプラークを除去していくことを「プラークコントロール」といい、歯周病予防に最も効果的なセルフケアです。
※ 他にも歯を健康に保つコツとして
・栄養バランスのとれた規則正しい食事を心がける
・何でもよく噛んで食べる
・食後20分以内に歯を磨く
・歯科で定期的に歯石を除去する
・虫歯を放置せずに治療する
<生活習慣に潜む歯周病の危険因子を減少>
肥満や糖尿病など歯周病の発症や悪化に関わる病気を予防/改善し、生活習慣に潜む危険因子を減少させることが重要です。
歯周病は、口腔内の環境/食習慣/喫煙/睡眠/ストレスなどとも関係が深く、これら生活習慣の改善によって予防することが可能。
※歯周病を予防する生活習慣改善ポイント
・定期的に歯科検診を受ける
・適度な運動を習慣にする
・喫煙者は直ちに禁煙する
・ストレスは上手に解消する
・質のよい睡眠を十分にとる
☆定期検診はお口だけではなく、健康にもとても重要な事となる為、当院では強くオススメ致します。
少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。