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歯ぐきが下がる原因と対策 〜20代でも要注意!〜|OCEAN歯科クリニック|美浜区磯辺の検見川浜駅より徒歩1分のOCEAN歯科クリニック

歯ぐきが下がる原因と対策 〜20代でも要注意!〜


最近、鏡を見て歯が長くなったように感じたことはありませんか?その原因は、歯ぐきが下がって歯の根元が露出しているからかもしれません。歯ぐきが下がる原因には様々なものがありますが、ここではその主な原因と対策について詳しく解説します。

【歯ぐきが下がる原因】

①歯周病

歯ぐきが下がる最も一般的な原因は「歯周病」です。歯周病は、プラーク(歯垢)に潜む歯周病菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、最終的には歯を支える顎の骨が溶けてしまう病気です。顎の骨が溶けると、それを覆っている歯ぐきも徐々に退縮していきます。そのため、歯周病が進行するにつれて歯ぐきが痩せ、歯が長く見えるようになります。

[歯周病の予防方法]

・定期的な歯科検診:半年に一度は歯科医院でチェックを受けましょう。

・正しいブラッシング:力を入れすぎず、優しく丁寧にみがくことが大切です。

・フロスやデンタルリンスの使用:ブラッシングだけでは取りきれない歯垢を除去できます。

 

②間違ったブラッシング

毎日のブラッシングで強くみがきすぎると、歯ぐきが傷つき「擦過傷(さっかしょう)」という状態を引き起こすことがあります。歯ぐきに傷ができことが続くと、歯ぐきが退縮してきて歯の根元が露出してしまいます。これにより、歯が長く見えるだけでなく、知覚過敏などのトラブルも引き起こす可能性があります。

[正しいブラッシングのテクニック]

・ブラシの選び方:柔らかめの歯ブラシを選びましょう。

・力の入れ方:軽い力で磨くことを心がけましょう。

・ブラッシングの角度:歯と歯ぐきの境目を45度の角度で磨くと効果的です。

 

③乱れたかみ合わせ・食いしばり

一部の歯だけが強くかみ合わさっている場合、その部分の歯ぐきに過剰な力が加わり、徐々に歯ぐきが痩せていくことがあります。

[乱れたかみ合わせへの対応]

状態によりますが、改善のためには矯正治療などが必要なこともあります。

[食いしばりの改善策]

・ストレス管理:リラックスする時間を作りましょう。

・ナイトガードの使用:夜間の食いしばりを防ぐことができます。

 

④根尖病巣

重症のむし歯が歯の根っこまで進行すると、「根尖病巣」という状態になります。これは、過去のむし歯治療で歯の神経が死んでいる場合にも発生し、根の先に膿が溜まることが特徴です。膿が毒素を分泌し、歯ぐきに炎症を引き起こして痩せさせてしまいます。

[根尖病巣の治療方法]

・根管治療:歯の根っこの治療を行い、感染した部分を取り除いて消毒して封鎖します。

・抜歯:重度の場合、歯を抜かなければならないこともあります。

 

⑤その他の原因

加齢も歯ぐきが下がる一因です。年齢と共に顎の骨が痩せるため、それを覆う歯ぐきの位置も下がってしまいます。また、歯が少ない状態だとかむ力が顎の骨に伝わりにくく、結果的に歯ぐきが退縮してしまうことがあります。

[加齢による対策]

・歯の定期検診:どのご年齢でも。お口の中の状態に応じたケアを受けることが重要です。

・適切な義歯の使用:適合の良くない義歯(入れ歯)を使用しているのもよくありません。

かむ力を均等に伝えるためには適切な義歯を使用するのが重要です。

 

【歯ぐきが下がるとどうなる?】

歯ぐきが下がると、見た目が老けて見えるだけでなく、歯と歯の間に隙間ができやすくなります。これにより食べ物が挟まりやすくなり、歯垢(プラーク)が溜まりやすくなります。さらに、放置すると歯周病が進行し、最終的には顎の骨が溶けて歯が抜け落ちることもあります。歯が抜けると、見た目や日常生活に大きな支障をきたします。

 

【歯ぐきが下がったらどうすればいい?】

歯ぐきが下がっていることに気づいたら、早めに歯科医院を受診しましょう。歯周病が原因であれば、専門的な治療が必要です。歯みがきの方法を見直すことも大切です。歯ぐきを傷つけないよう、優しくブラッシングすることを心がけましょう。

[具体的な治療方法]

・ケーリングとルートプレーニング:歯科医院で炎症などの原因となっている歯周ポケット内の歯石やプラークを除去することも重要です。

・歯周外科手術:重度の歯周病には外科的な処置が必要となることもあります。

・歯ぐきの移植手術:退縮した歯ぐきを元に戻すために必要であれば行う手術です。

 

【若年層でも要注意】

20代や30代の若い人でも、口腔内環境が悪ければ歯周病に感染し、歯ぐきが下がることがあります。特に、歯ぐきからの出血や腫れが見られる場合は、早急に対処が必要です。

予防策として、毎日の口腔ケアを見直して正しいブラッシングとフロスの習慣をつけましょう。また、早期発見のためにも定期検診をうけることも大切です。

【OCEAN歯科からのメッセージ】

歯ぐきが下がった状態を放置すると、どんどん歯ぐきが下がり、見た目が悪くなるだけでなく、歯ぐきと歯の間に隙間ができ、食べ物が挟まりやすくなります。さらに、歯周病が進行すると、最終的には歯が抜け落ちることもあります。歯が抜けてしまうと、見た目や日常生活にも大きな支障をきたすことでしょう。

歯ぐきが下がる原因はさまざまですが、もっとも多いのは歯周病です。そのため、歯ぐきが下がってきたら、まずは歯周病を疑いましょう。早期発見・早期治療が歯の健康を守る鍵となります。

歯ぐきが下がっていると感じたら、早めに歯科医院を受診して適切な治療を受けることが大切です。

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