- 〒261-0012 千葉県美浜区磯辺6-8-1-102
- 043-303-5077
ブログ
Blog
ブログ
Blog
「子どもの歯って、どうせ生え変わるから、むし歯になっても大丈夫でしょ?」
そんなふうに思っていませんか?
実はその考え、将来のお口の健康にとって大きな落とし穴になるかもしれません。
乳歯の時期のケアは、その子の一生の健康に直結します。乳歯がむし歯になると、痛みや食事の偏りだけでなく、永久歯の質や歯並びにも影響してしまうことがあるのです。乳歯のトラブルがそのまま永久歯に悪影響を及ぼすケースも珍しくありません。
だからこそ、「今だけの歯」ではなく、「未来を守るための第一歩」として乳歯を大切にしていきましょう。
今回は、0歳の赤ちゃんから小学校入学まで、お子さんの成長に合わせて親ができる歯のケアを、わかりやすくステージごとに解説していきます。ご家族みんなで、毎日のケアにお役立てください。

1. 乳歯の役割とは?
「どうせ抜ける歯だから…」と軽く見られがちな乳歯。
でも実は、乳歯にはとても大切な役割があるんです。
乳歯は、お子さんの「今」を支えながら、「未来の歯並びや健康」まで守ってくれる存在。
例えば…
そんな乳歯がむし歯になると、永久歯の質や歯並びに悪影響が出ることも。早く抜けてしまえば、永久歯が斜めに生えてくるリスクが高まりますし、むし歯菌が次の歯までむし歯になってしまうこともあります。
だからこそ、乳歯のうちからのケアがとても大切なのです。
2. 【0歳~1歳】まだ歯が生えていない赤ちゃんへのケア
「まだ歯がないから、何もしなくていい?」――そんなことはありません!
この時期の赤ちゃんには、“お口に触れることに慣れる”ことがとても大切です。
おすすめのケア習慣
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は、実はむし歯菌ゼロの“無菌状態”。でも、周囲の大人との関わりの中で、少しずつ菌がうつっていきます。
むし歯は生活習慣や食べ物など、さまざまな要因が絡み合って発生します。そのため、「これさえすれば安心」という決まりきった方法はありません。
これまで「食器の共有を避けることがむし歯予防に効果的」と言われてきましたが、最近の研究では、実はそれだけではお子さんのむし歯リスクを大きく減らすことは難しいことが分かってきました。というのも、食器の共有が始まる離乳食開始の生後5~6か月頃よりも前、なんと生後4か月頃にはすでに親の口腔内の細菌が赤ちゃんに伝わっていることが確認されているのです。
親子の日々のスキンシップやふれあいの中で、知らず知らずのうちに口の中の細菌が子どもに伝わっています。ですので、食器の共有を神経質に避けることにこだわりすぎる必要はありません。
むし歯予防で大切なのは、毎日の生活習慣や食事、歯みがきなどの積み重ねです。無理なくお子さんと過ごしながら、健やかな口の環境を育てていくことを心がけましょう。
3. 【1歳~3歳】乳歯が生えそろう時期の注意点
この頃になると、だんだん前歯から奥歯まで乳歯がそろってきます。
むし歯のリスクが一気に高まる時期だからこそ、本格的なケアのスタートが大事です。
歯が1本でも生えたら、歯みがきを始めましょう!
歯みがきを嫌がるときは?
無理やりは逆効果。遊びのように楽しく続ける工夫を!
食べ方・飲み方にも注意!
歯医者さんデビューにもおすすめの時期
4. 【3歳~6歳】自我が芽生える時期のケア
この時期のお子さんは、「自分でやりたい!」という気持ちが強くなります。歯みがきにもこだわりが出てきて、時には嫌がったり、思うようにいかないこともあるかもしれません。
でも大丈夫!この時期こそ、親子で“歯みがき習慣”を育てるチャンスです。
「自分でみがきたい」は大歓迎。でも、仕上げみがきは忘れずに!
フッ素入りの歯みがき粉を取り入れてみましょう
食習慣・生活リズムの確立も大切な“予防”です
歯医者さんへの通院=“楽しいこと”にしよう!

【OCEAN歯科からのメッセージ】
お子さんの歯を守るためには、親御さんの意識と毎日のケアが何よりも大切です。
大切なのは、完璧を目指すことではなく、「できることを毎日少しずつ積み重ねること」。
赤ちゃんのころから家族みんなで楽しみながらケアをすることが、何よりの予防です。
早いうちから口の健康に向き合い、予防の習慣を親子で楽しみながら育てていきましょう。