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普段の生活の中で何気なくやっているクセや習慣が、皆さん何か一つくらいあるのではないでしょうか?貧乏ゆすりであったり、手を叩いて笑ったり、ご自身も明らかに気づくクセだけでなく、人に言われるまで気づかずに習慣ができている方もいらっしゃいます。
このようなクセは当然ながら、口の中にも起こります。
クセや習慣の多くは取るに足らない些細なものですが、実はそれらが繰り返されることで大きな影響を及ぼすことがあります。
今回は口に関するクセによって歯並びにどのような影響をもたらすかについてご説明していきます。
【爪をかんだり、頬杖をつく】
気つかないうちに爪をかんだり、頬杖をつくことはないでしょうか?
爪をかむときは大体、前歯でかむことが多くわざわざ奥歯でかむ方は少ないと思います。
前歯で爪をかむと、前歯に対して力がかかります。これは通常の食事や会話の時にかかる力とは違い、押したり引っ掛けたりするような不自然な力です。これによって「出っ歯」になったり変なところに隙間ができたりします。
どこかの歯が一本だけ前に少し出ていたり、変な隙間が歯と歯の間に開いている場合などは見つけやすいでしょう。爪をかむ影響が歯並びに影響を及ぼしている証拠です。
頬杖も同様に顎に対して影響を与えます。頬杖をつく時と何もしないときでは顎にかかる力は変化します。頬杖は長時間するものではありませんし、かかる力もそれほど大きくないので意外に思われるかもしれません。しかしながら、顎に対して普段とは違う力が加えられるため、顎の形や歯並びが歪み、さらには顎関節症を引き起こしてしまう恐れもあります。
【思ってもいないことが影響する?】
爪かみや頬杖は意識してやめることができるかもしれません。しかし、それ以外にも歯並びへ影響を及ぼす習慣があります。
①歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは無意識にしているので、自分でも気づいていないことが多く、なかなかやめられない方も多いのではないでしょうか。普段の生活では支障がなくても、顎関節の痛みや筋肉の痛みなどによって気づくこともあります。歯ぎしりや食いしばりも、食事や会話などでかかる力よりも大きな力であったり、頻繁に行われることによって歯並びに影響を及ぼします。
②唇を巻き込むようにかむ、舐める
唇を巻き込むと前歯に内向きの力が加わります。それによって前歯が変なふうに倒れ込んだり、変な歯並びになることがあります。無意識にしていたり、ストレスがかかった時にかんだり舐めたりすることが多くなるかもしれません。
③口をポカンと開けている(口呼吸をしている)
通常であれば、人間は鼻で呼吸をしています。いわゆる鼻呼吸と呼ばれる状態です。
しかし、アレルギー性鼻炎であったり、花粉症に罹っていたり、風邪をひいていたりすると鼻で呼吸できないため、口をポカンと開けて呼吸するようになります。この状態が口呼吸です。
歯並びというのは、頬と舌のバランスが関係してきます。
ですので、口をほポカンと開けて頬の力がかからなければどうなるでしょうか。そのバランスが崩れてきますね。口が開いていることで、舌は口を閉じている状態よりも下に下がっています。そうすると舌によって保たれていた歯並びが崩れていくのです。
口をポカンと開けるのは、病気に限ったことでもありません。最近は、長時間スマートフォンやパソコンなどによる作業をする方が多いので、そのときの姿勢も注意する必要があります。スマートフォンやパソコンの使用中は「猫背」になりやすいため、頭が身体より前に出やすくなります。すると、重心のバランスを取ろうとして下顎が後ろに引っ張られ、お口がポカンと開きがちになります。
④上の前歯に舌を押しつける、飲み込むときに舌を出す
上の前歯を無意識に舌で押していたり、食べ物や飲み物など何かを飲み込む時に舌を出すクセがある方も歯並びに影響が出る可能性があります。
前歯を舌で押すことによって出っ歯になったり、飲み込む時に舌を出すクセによって上下の前歯に隙間ができて、前歯でうどんがかみ切れないなどの状態を引き起こします。
特に飲み込む時に舌を出すクセというのは、幼い頃からずっとしてきた可能性があるため、直すのはなかなか難しいことも多いです。
⑤寝ている時の姿勢
起きているときのクセだけでなく、寝ているときの状態も歯並びに影響します。
例えば「横向き」や「うつ伏せ」で寝てしまうと、ある一部にのみ力がかかります。並んでいる歯に対して上から押しつぶすような力が働くので注意が必要です。
【OCEAN歯科からのメッセージ】
今回ご説明したもの以外にも、歯並びに影響するクセはあります。どれも一部分だけを見ると大したことない力や時間ですが、1日の中で何度も繰り返すことにより大きな影響をもたらします。これらのクセはご自分で気付いてないケースも多いため、それに気づくだけでも変わってきます。
もしも、今回ご紹介したようなクセや習慣に心当たりがある方は、それらをできるだけ行わないように、または、やめる工夫をしていくことが大切です。
具体的には、周囲の人に「○○をしていたら教えて」と、お願いするのもひとつの方法でしょう。
また、目につくところ(机やパソコンなど)に「○○をしない」というメモを貼ったり、自分で分かる目印を作るのもおすすめです。
ご自分で気付いているのにやめられないクセなどがある場合、1人で悩まずにご相談ください。