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子どものむし歯は、その子の将来にわたっての歯の健康に大きな影響を与えるものです。「乳歯だから抜けてしまうからいいや」ではなく、いかにしてむし歯予防をするかに焦点を当てて考えていくことが重要です。
特に乳幼児期は、食事やおやつの選び方が歯の健康に直結します。ここでは、むし歯を予防するためのおやつの選び方と与え方について詳しくご紹介します。
【むし歯の原因】
むし歯は、口内に存在するむし歯菌が糖分を分解して酸を作り出し、その酸が歯を溶かすことで発生します。特に甘いおやつや飲料はむし歯菌のエサとなりやすいため、糖分の摂取を控えることが重要です。
【むし歯になりにくいおやつの選び方】
①甘味飲料を避ける
ジュースやスポーツドリンクなどは砂糖が多く含まれており、むし歯のリスクを高めます。習慣化して与えていると子どもは甘い飲み物ばかりを欲する様になり、むし歯のリスクがどんどん高くなってしまいます。甘い飲み物の代わりに、水や無糖のお茶を選びましょう。
②野菜やチーズ、小魚
野菜スティックやチーズは、糖分が少なく歯に優しいおやつです。
ふかしいもなどもいいですね。小魚などもカルシウムも含まれていておすすめです。
③果物
果糖を含むものの、ビタミンや食物繊維が豊富な果物は適度に取り入れると良いです。ただし、ドライフルーツは粘着性が高く歯に付着しやすいため控えめにしましょう。
④ナッツ
ナッツ類は糖分が少なく、良い栄養素も含まれています。ただし与える際は、子どもがかみ砕けるかどうか、ナッツのサイズなどにもに注意が必要です。
【おやつの与え方のポイント】
時間と量を決め、空腹になったらあげることが重要です。
むし歯を予防するうえで、おやつの与え方は非常に重要です。おやつの時間を毎日一定に保つと良いでしょう。適量を与え、おやつだけでお腹いっぱいになって食事を満足にとれなくなってしまわないよう、与える量には気をつけましょう。
おやつの量が多すぎて、肝心の食事が十分に取れなくなってしまっては本末転倒です。
3歳までは1日2回、3歳をすぎた後は1日1回が回数の目安になります。
だらだらと食べさせ続けるのは絶対にやめましょう。
お菓子が常に口の中にあることで、口内の酸性状態が続き、酸が歯を溶かしてむし歯を進行させてしまいます。お子さんが空腹になったタイミングでおやつをあげるのがポイントです。
【食後のケア】
おやつの後には、口の中を清潔に保つためのケアが欠かせません。
①うがい
おやつの後に水でうがいをすることで、口内の糖分を洗い流すことができます。
②歯みがき
特に就寝前には、丁寧に歯を磨き、むし歯予防を徹底しましょう。歯ブラシにフッ素入りの歯磨き粉を使うと、さらに効果的です。
基本的にはおやつを食べた後は、うがい・歯磨きをすることがむし歯予防に効果的です。外出中で歯みがきが難しい場合は、うがいだけでも多少効果が期待できる場合があります。
子どものうちにむし歯になりにくいおやつの習慣を身につけることで、将来にわたって健康な歯を保つことに繋がります。
【保護者の役割】
子どものむし歯予防には、保護者の協力が欠かせません。子どもが自分の好き勝手に好きなだけおやつを食べていたら、全身の健康にも歯の健康にも大きな害を及ぼします。
保護者の方が子どものおやつ選びと与え方をしっかり管理することで、むし歯リスクを大幅に減らすことができます。
むし歯の原因や予防方法について正しい知識を持ち、それを子どもに示していきましょう。また、家族全員でおやつの習慣を見直していくことも重要です。おやつの与え方について、家族の中で統一した考え方を持っていないと「この前はこう言われたのに、今回は違う」など、子どももどうしていいか分からずにパニックになってしまいます。ご家族の中でよく話し合い、ルールをどうしていくかを決めていくことも大切なことです。
【定期検診の重要性】
むし歯予防には、定期的な歯科検診も重要です。かかりつけの歯科医での定期検診を受けることで、むし歯の早期発見と予防が可能になります。
ご家庭の中ではおやつの選び方や与え方、量に関しての管理ができていても、お友達の家に遊びにいったり、イレギュラーな場面に遭遇することも少なくありません。すぐに歯みがきができる状況でないことも多いでしょう。おやつを食べさせなかったり、気にしすぎたりと神経質にならずに歯科医院での定期検診を受け、歯の状態をチェックしていきましょう。
また、定期検診の際には、フッ素塗布を受けることも効果的です。フッ素は歯の再石灰化を促進し、むし歯の進行を防ぎます。
【OCEAN歯科からのメッセージ】
子どものむし歯予防には、適切なおやつの選び方と与え方が非常に重要です。砂糖を含むおやつを減らし、適切な量と時間を守ること、そして食後のケアを徹底することで、むし歯のリスクを大幅に減らすことができます。さらに、定期的な歯科検診を受けることで、むし歯の早期発見と予防が可能になります。子どもの歯の健康を守るために、日々の生活習慣を見直し、適切なケアを心がけましょう。