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歯並びとかみ合わせ|OCEAN歯科クリニック|美浜区磯辺の検見川浜駅より徒歩1分のOCEAN歯科クリニック

歯並びとかみ合わせ


コロナでマスク生活をする間に、口元の歯並びを治しはじめたいなと思ったり、歯並びの大切さを再認識された方も多いのではないでしょうか。
歯並びというのは幼少時代から徐々に構築されていくもので、すぐにガタガタになったり、出っ歯になったりするものではありません。からだの成長と同様に顎の成長も進み、歯並びや噛み合わせもしっかり完成していきます。
大人になってからの歯並びの乱れは、子どものときの乱れがそのまま引き継がれて、八重歯や歯並びがガタガタになったり、受け口などになる場合もありますが、歯周病やむし歯によって歯が失われ、その結果歯が変な位置に移動したりなど、歯の病気によって病的に変化した場合、年齢的な生理的変化による場合と、いろいろあります。

年を重ねても快適な生活を送るために、正しい口の機能を保つことはとても重要です。
もしも歯並びが気になるようであれば、どの年齢でもいいので早めにご相談ください。
その時期に応じたご相談ができると思います。

ここでは大人になってから歯並びが悪くなっていくことについてご説明していきます。

1.かみ合わせがおかしい気がする
成人してからのかみ合わせは、歯並びと同様にすでに完成していますが、理想的なかみ合わせであっても生理的であったり、病的な原因により歯は移動します。
その結果、かみ合わせが以前と違う感じがしたり、おかしくなったように感じることがあるのです。
具体的にどのようなことが起こっているかというと、歯周病が進行すると歯を支えている骨や歯ぐきが弱くなります。そうすると、毎日のお食事でのかむ力や、舌による圧力などにより歯が移動していきます。少しずつの変化なのですぐには気がつかないかもしれませんが、かみ合わせの異変に気づく頃には歯は一本の歯が強く当たったり、するようになっています。
また、何らかの原因により奥歯がなくなったまま放置すると、そのスペースに向かって歯は倒れてくるため、かみ合わせのバランスが崩れたり、前歯が以前より出てきた気がします。

2.ほっぺたの内側をよくかむ
お食事のときにあやまってほっぺたをかんでしまうことは、ときどきあるかもしれません。
しかし、その頻度が多くなってくると話は別です。
ほっぺたをかむようになった原因は、歯周病によって歯が徐々に移動することによってほっぺたを排除できなくなることなどが考えられます。
また親知らずが生えてきて、かみ合わせがズレてきた可能性もあります。

3.前歯がズレてきて、歯が重なるようになってきた
以前は前歯の歯並びがきれいだったのに、前歯がズレてきた気がする、歯がだんだんと重なるようになってきて歯みがきがしにくい言われる方もいます。
これも歯周病によって歯が動いてきたり、親知らずが後ろから押してきて前歯がズレてきたことなどが原因で起こります。

4.歯並びやかみ合わせが悪かったり、ズレてくると頭痛がしたり、肩こりが起きる?
私たちは食べものを食べたり飲んだりするとき、上顎の歯に下顎の歯をカチカチと接触させたりしてかんだり、飲んだりしています。このときに、歯並びやかみ合わせが悪いと、よくかめるところを探してかんだり、邪魔なところやかみにくいところを避けてかんだりします。
かむ位置を調整していくのは下顎です。
この下顎を動かしているのは顎の左右についている筋肉で、一部は上顎にもくっついています。
偏頭痛の症状が起きたりするのは、さまざま理由はありますが、この筋肉が過度に伸びたり、縮んだりを強制されることによっても起きてきます。
さらに、これらのかむことに関係している筋肉は、首や肩の筋肉とも共同して働いていますので、肩こりなどの症状が出ることもあります。
同様に、かみしめや歯ぎしりなども、これらのかむ筋肉を過度に緊張させる原因となります。

またかみ合わせが悪い位置で長い間かんでいると、顎の関節部分が痛くなったり、ジャリジャリと変な音がしたり、口が開きにくくなることがあります。これは顎関節症といって顎の関節部分の異常です。
顎関節症は歯並びだけでなく、複合的な原因によって起こることが多いとされています。
異常な口の開け閉めの運動や、歯ぎしりなどの顎に加わる異常な力、合っていない入れ歯や冠が装着されていたりと、さまざまな原因によるかみ合わせの異常や筋肉の緊張によるものとされています。
顎関節症の治療としては、何が原因となっているかをきちんと見極め、その原因を除去していくことが一番大切です。歯並びを改善するために矯正をしたり、負荷がかかっている顎の部分を安静にするため、寝るときにマウスピースを入れるスプリント療法などもあります。

5.OCEAN歯科からのメッセージ
永久歯がすべて生えて、歯列が完成した後も歯並びは一定ではなく、少しずつ変わってきます。
その変化が違和感を感じるほどでなければ、大きな問題となることはないかもしれません。
しかし、痛みを感じたり、かみにくさを感じるくらいまで放っておいてしまうと、治すには時間も費用もかかってしまいます。
定期的に口の中をクリーニングしたり、むし歯や歯周病を治療してメンテナンスを続けていくことでかみ合わせのバランスというのはある程度保たれていきますし、ちょっとした問題であればすぐに対処できますので時間もそこまでかかりません。
大きな問題になる前に、定期的な歯科医院でのメンテナンスとチェックで問題を取り除く習慣をつけていきましょう。

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