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皆さんは毎日の歯みがきに自信がありますか?
「ちゃんとみがいているつもりなのに、またむし歯になってしまった…」
そんな経験はありませんか?

実は、歯の中でもっともむし歯になりやすい場所は「奥歯」だということをご存じでしょうか。
厚生労働省の調査※によると、奥歯は前歯と比べて約20倍もむし歯になりやすいと言われています。
それだけ奥歯は、みがき残しが起こりやすく、注意が必要な場所なんです。
この記事では、なぜ奥歯がむし歯になりやすいのか、そしてどのようにすれば奥歯をしっかりみがけるのかを、わかりやすく解説していきます。
※出典:厚生労働省「平成28年歯科疾患実態調査(統計表)」
なぜ奥歯はむし歯になりやすいの?
1. 奥まった場所にあってブラシが届きにくい
奥歯は名前の通り、口のいちばん奥にある歯です。歯ブラシを口に入れても、物理的に届きにくく、しっかりとみがくのが難しい場所です。
特に、あごが小さい方や口が開きにくい方、歯並びがデコボコしている方は、さらにみがきにくくなります。
2. 凹凸が多く、汚れがたまりやすい
奥歯のかみ合わせの面は、複雑な溝やくぼみがたくさんあります。この溝にプラーク(歯垢)が溜まりやすく、しかも歯ブラシの毛先が届きにくいため、汚れが残りやすくなります。
また、奥歯は食べ物をかむ役割を担っているため、どうしても汚れがたまりやすいのです。
3. 詰め物や被せ物の周囲にすき間ができやすい
むし歯の治療で詰め物や被せ物をした奥歯は、経年劣化により、その周囲にすき間や段差ができやすくなります。このわずかなすき間にもプラークがたまり、むし歯が再発しやすくなります。
【奥歯をむし歯から守るには、正しい歯みがきが必要!】
奥歯は、ものをかんだり、言葉を発したりする上でとても大切な歯です。ですが、同時に「もっとも寿命が短い歯」とも言われています。
大切な奥歯を長く健康に保つためには、正しい知識と習慣を身につけることが欠かせません。
そのために重要なのが、「自分に合った歯ブラシを選ぶこと」と「正しいみがき方を知ること」です。
1. 奥歯をしっかりみがけるハブラシの選び方
ドラッグストアに行くと、たくさんの種類の歯ブラシが並んでいますよね。「どれが自分に合っているのかわからない」と悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、奥歯をしっかりみがける歯ブラシの選び方を3つのポイントでご紹介します。
ポイント①:目的に合わせて選ぶ
歯ブラシは「むし歯予防」「歯周病予防」「歯ぐきケア」「着色汚れ対策」など、さまざまな目的に応じて作られています。
「むし歯になりやすい」「歯ぐきから出血しやすい」「しっかり汚れを落としたい」など、ご自身の悩みに合ったものを選びましょう。迷ったときは、歯科医院で相談するのもおすすめです。
ポイント②:ヘッドのサイズに注目!
奥歯をしっかりみがくためには、ヘッド(ブラシ部分)が小さめで、コンパクトなものがおすすめです。特に注目したいのが「ヘッドの薄さ」です。
ヘッドが薄いと、お口の奥まで無理なく届き、細かい部分までみがきやすくなります。さらに、横幅がスリムなタイプを選ぶと、奥歯の狭いスペースにも入りやすくなります。
ポイント③:毛のかたさを選ぶ
毛のかたさは、「ふつう」「やわらかめ」「かため」があります。
自分の歯ぐきの状態に合わせて選びましょう。
2. 奥歯の正しいみがき方を身につけよう
どんなに良い歯ブラシを使っていても、みがき方が自己流だと、みがき残しが発生し、むし歯のリスクは高まります。
歯みがきの目的は、「プラーク(歯垢)をしっかり落とすこと」。
そのためには、以下の3つの基本を守ってみがくことが大切です。
歯みがきの基本①:毛先をきちんとあてる
歯ブラシの毛先が、歯の表面や歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間にしっかり当たっていなければ、汚れは落とせません。
毛の面ではなく、「毛先」でみがくのがポイントです。
歯みがきの基本②:軽い力でみがく
強くゴシゴシみがくと、歯ブラシの毛先がつぶれてしまい、プラークは落ちません。力を入れすぎず、毛先が広がらない程度の優しい力でみがきましょう。
目安は、歯ブラシを歯に当てたときに、毛先が軽くしなるくらいの力です。
歯みがきの基本③:小刻みに動かす
大きく動かさずに、5~10mmの幅で小刻みに動かし、1~2本ずつ丁寧にみがきましょう。
1か所につき、20回くらいを目安に動かすと、しっかりプラークを落とすことができます。
3. 奥歯をしっかりみがくための実践テクニック
奥歯は形も位置も複雑で、意識しないとみがき残しが起きやすい場所です。そこで、奥歯をしっかりみがくための「3つのテクニック」をご紹介します。
テクニック①:奥歯の頬側をみがくとき
奥歯の外側(頬側)をみがくときは、口を閉じ気味にした方が歯ブラシが入りやすくなります。
また、唇の端を歯ブラシの柄で軽く引っ張るようにすると、頬が開きやすくなり、奥まで届きやすくなります。
テクニック②:奥歯の舌側をみがくとき
舌がじゃまでみがきにくい舌側は、前歯の中央から歯ブラシを入れて、歯の並びに沿って平行に動かすのがポイント。
無理に口を大きく開けるよりも、少し閉じた状態の方が歯ブラシが動かしやすいこともあります。
テクニック③:奥歯の奥(最後臼歯の裏)をみがくとき
いちばん奥の歯のさらに奥、つまり「奥歯の裏側」は、特にみがきにくい場所です。
ここは、歯ブラシの「つま先(先端部分)」を使ってみがくのが効果的。噛み合わせの面から歯ブラシの先端を当てて、ゆっくり小刻みに動かしましょう。
4. ひとつ上の予防歯科をめざして
奥歯はむし歯になりやすいぶん、日々のケアで差がつきます。みがき残しを防ぐためには、次の3つを意識してみましょう。
これらを意識するだけで、奥歯のケアはぐんと上達します。

【OCEAN歯科からのメッセージ】
奥歯は、私たちが食べる・話す・笑うといった生活の中で、とても大切な役割を担っています。その一方で、むし歯や歯周病になりやすい、デリケートな部分でもあります。
だからこそ、正しい歯ブラシ選びと、ていねいな歯みがきが欠かせません。
「なんとなく」みがくのではなく、「意識して」みがく。
それだけで奥歯の健康は、ぐっと守られるようになります。
もし、どの歯ブラシを選んでいいかわからない、正しいみがき方に自信がない…という方は、ぜひ当院にご相談ください。お一人おひとりのお口の状態に合わせたアドバイスや、セルフケアのサポートをさせていただきます。
奥歯を守ることは、未来の健康を守ることです。
奥歯を大切にして、一生自分の歯で食べられる未来を一緒に目指しましょう!