CAVITY TREATMENT
虫歯とは、歯垢（プラーク）の中の虫歯菌が出す酸によって歯の表面のカルシウムが溶け出し、穴が開いてしまう病気です。
ただし、虫歯菌がいればすぐに虫歯になるというわけではありません。
虫歯菌は常在菌と言って誰でもお口の中に持っています。
歯垢（プラーク）に含まれる細菌（ミュータンス菌）は糖分やタンパク質を分解します。これが虫歯の原因です。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かして虫歯を作ります。歯みがきをしていなかったり、甘いものをたくさん食べているのに虫歯がない人は、もともと持っている細菌の量が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなどの成分を元に戻してくれる働きを持つ「だ液」の力が強い人です。
| 歯質 | 歯質は一人一人異なり、虫歯になりやすいかどうかを左右します。歯質を強化するためには、歯の再石灰化を促進するフッ化物を利用したり、だ液の分泌を促進するためによく噛んだりすることが効果的です。 |
|---|---|
| 細菌 | キシリトールやフッ化物には、虫歯の原因となる細菌の活動を抑える働きがあります。これらを活用し、歯科医院でのメンテナンスで歯垢（プラーク）を除去していきます。 |
| 糖分 | 糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、虫歯になりやすい状態になります。間食を控えたり、糖分の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送ることを心がけてください。 |
子供の虫歯予防で大切なことは下記３つです。
可能な限り無痛治療 なるべく削らない 再治療しない
虫歯の治療は痛そうなイメージが強く、不安な方が多いと思います。私も昔は実際そう思っていましたが、最近ではなるべく痛みを感じさせない技術が発達してきています。当院では日々最新の技術を取り入れ、できる限り痛みに配慮した治療を行ってまいります。
第一は患者様の気持ちを少しでも理解し治療致します
注射をする前に表面麻酔を塗る事により針を刺入する際の痛みを軽減します。
麻酔時の痛みを軽減するために、カートリッジウォーマーという診療機器を使用し麻酔薬を、痛みが少ないと言われる37度に温めます。
当院の麻酔の注射は針先がとても細い極細注射針を使用しています。
極細の注射針は人間の痛いと感じる「痛点」の感覚より細いため痛みを感じづらいというメリットがあります。
注射の痛みは注入スピードによる余計な圧力によるところが大きいです。どうしても人の手で行う注射は加圧のムラが生じて、痛みを感じる原因になってしまいます。
電動麻酔注射器は、コンピューターが管理した機械の圧力で麻酔液を注入するため、ゆっくりと痛くないように一定のスピードで麻酔薬を注入することができます。
注入速度も数段階に変える事が可能なため、患部の状態や注射部位によって最も痛みの少ない速度で一定に注入出来ます。
当院ではルーペ（医療専用拡大鏡）を常に使用し、状況に応じて高性能のマイクロスコープ（顕微鏡）による高度な精密治療を行います。
肉眼ではよく見えない歯と被せ物のズレ具合や、根管治療時（神経の治療）の根管の中の様子など、ルーペやマイクロスコープを使用すると手に取るように診る事が出来ます。
これらを使用し、しっかり見ながら治療する事により、削る必要のない歯を削る事なく、虫歯の取り残しや・根管治療時の汚染物質の取り残しなども無くなる為、再治療の必要性がなくなります。
当院で使用するルーペは世界最高レベルの性能を誇り、多くの心臓血管外科医・整形外科医に支持されているアメリカの医療機器メーカー・サージテル社のテレスコープ（倍率6倍）・ワイヤレスLEDライトを採用しております。
肉眼での処置には限界があるのですが、ルーペ使用により暗いお口の中を明るくし、拡大して見る事が出来ます。
マイクロスコープとの違いは拡大出来る倍率は低くなるものの、機動性が高い為、全体のバランスを見ながら迅速に治療する事が出来ます。より正確・確実さが必要な治療を行う場合は、さらに高倍率なマイクロスコープが必要になります。
当院に設置しているマイクロスコープは世界最高峰のレンズメーカーであるドイツのカール・ツァイス社製・最大倍率25倍です。
このマイクロスコープは歯科治療に特化しており、お口の中を色々な角度から見る事が出来るのが特徴です。
ルーペを使用しても見えないような歯のヒビや破損、根管（歯の神経が入っている管）の状態などの確認が出来ます。また治療中の画像や映像を撮影・録画できる為、治療後に患者様と一緒に確認する事もできます。
